LabChart 7.3.4: イベント駆動型スクリプティング、改良されたDVMなど

LabChart v7.3.4 では、新しいマクロオプションの追加、テキストインポートやDVMウィンドウの改良に加え、Wiiバランスボードをサポートしています。LabChart 7ユーザは、無償でアップデートすることができます。

DVMウィンドウ内で簡単なチャンネル演算が可能になりました！

DVMウィンドウ内の左上にある新しい設定ボタンを用いることで、生データや演算データ（平均値、最大値、最小値）をテキストとして、もしくは、グラフとして表示することができます。DVMウィンドウでは、簡単なチャンネル演算（平均値、最大値、最小値）を指定した時間幅のウィンドウで表示することができます。

新しい DVMディスプレイと設定ウィンドウ

マクロにイベント駆動型VBスクリプティング機能が追加！

VBスクリプトの知識をお持ちのLabChartユーザは、ユーザによって記録が停止されるまでリアルタイムで連続的に稼働し、また、LabChart内でのイベントに応答して稼働するマクロを設定できるようになりました。

新しいマクロが「Event Script」として分類分けされた時に、デフォルト設定で、エディター内に新しいイベント欄が表示されます。欄からエディターにイベントをドラッグすることで、スケルトンスクリプトが作成され、イベントを調整することができます。

サポートされているイベントを以下の通りです。

記録開始　On sampling start 　
記録停止　On sampling finish
サンプルの到達　On samples arrive
イベントデータの到達　On event data arrives
ガイドラインとの交差　On guide line crossed
キープレス　On key pressed
LabChart選択範囲の変更　On LabChart Selection changed
外部トリガー　On external trigger
データパッドセル選択の変更　On Data Pad cell selection changes　　などなど

イベントスクリプトエディター

算術演算ダイアログ内にプレビュー欄が追加！

LabChartの算術演算機能では、データチャンネルに、三角関数、対数関数、ノイズフィルターなど様々な数式を適用することができます。また、デジタルフィルター、積分、シフト、スムージング、微分などの他のチャンネル演算にもアクセスすることができます。LabChart7.3.4の新しい算術演算ダイアログでは、数式を適用する前に、適用した結果をプレビューすることができます。