Scope™ Software
PowerLabシステムに付属しているScopeソフトウェアは使用するコンピュータを2チャンネルのストレージオシロスコープとして、またXYプロットとして機能させます。
トリガーされる高周波数信号を記録し、ディスプレイして解析します。
Scopeは活動電位や誘発反応の測定に最適です。
瞬時に設定し、記録を調整
Scopeは素早く簡単に設定でき、ユーザフレンドリーなインターフェースです。
主な特徴は:
- 最大200,000サンプル/秒のサンプリング速度
- シングル、反復、複数、アベレージ、スーパーインポーズのスイープモードを選択
- 各スイープ幅は2.5㎜秒から 20 分の範囲で選択
- 連続する複数スイープのディレイは自由に設定でき、サンプリング周波数、time/division、time/ sweepで時系列をコントロール
- ディスプレイを単極性、または両極性の何れかを選択
- スケール機能でデータディスプレイを正確に調節
- マクロを使って測定作業を自動化
トリガー機能
- 予め設定した実験イベントで記録を開始、停止、 例えばシグナルレベルでトリガーをオン
- プレトリガー、ポストトリガーオプションを使って、ディレイの調整
- TTL信号からもトリガー可能
- トリガーソースはユーザ、外部トリガー、各チャンネルの電圧レベルから選択
多彩なスティムレーション機能
- シングル、ダブル、マルチパルス、自由波形、三角波、矩形波、ランプ波などの様々な刺激波形を作成
- モード、電圧レンジ、ディレイ、持続時間、パルス数、間隔を同一ウィンドウ上で設定
- 刺激出力を100 µV ~10 Vの範囲で調整可能
- 適用前に刺激波形を描画
- Stimulatorパネルを使って記録中に刺激設定の調整可能
広範な解析オプション
- 標準Scopeモード、XYプロットモード、FFTモードのいずれかを選択して、データ解析、演算、ディスプレイを実行
- メインウィンドウから個々のデータポイント、選択範囲を転送しData Padに統計情報を記録します。パワフルなAuto Line Add機能で各スイープごとの演算処理を自動的に保存
- Data Padを使って、複数の記録の累積履歴を作成し比較が可能
- データを別のプログラムに転送し、より詳細な解析を実行
- スムージング、オフセット、加算、減算、乗算、減算、反転、絶対値、面積、積分、微分関数を指定するチャンネルの元データに適用
- 任意のチャンネルのデータを加算、減算、乗算、減算処理
- 必要に応じて、元データを復帰
多彩なディスプレイオプション
- チャンネルと軸にタイトルを付けてラベリング
- ズームウィンドウで選択範囲を拡大表示
- チャンネルセパレータをダブルクリックするだけでチャンネル同士をオーバーレイ表示
- 1つのチャンネルだけをディスプレイ
- 元データを維持したままで表示モードを変更。例えば、Scopeモードで記録した後にFFTモードに波形を変更
- 刺激波形と記録波形をオーバーレイ表示して比較
- チャンネルサイズを変更
- 振幅軸コントロールを使って、波形を調節
- 波形の表示カラー、描画の線種、目盛り表示などのディスプレイ形状の変更
印刷オプション
- 全記録、ページの一部分、Zoom、XYウィンドウ、Data Padなどの印刷
- 印刷モードの選択 ̶ normal、 high resolution、 color
- Faster Printing オプションを使って、多量ファイルを高速印刷
- 1枚の用紙に複数のページを印刷
仕様
Scope 仕様 | |
最大サンプリング速度 | 200000 サンプル/秒 256 ~ 2560 ポイント/スイープ |
記録モード | シングル、反復、 複数、 アベレージ、スーパーインポーズスイープ (スイープディレイ) |
オンライン演算 | スムージング、シフティング、加算、減算、乗算、除算、 逆算、二乗、絶対値、積分、微分、 逆数、チャンネル間のオプション;加算、減算、乗算 |
Data Pad 解析 | 統計値: 平均、標準偏差、標準誤差、最大値、最大値時、最小値、最小値時、 選択範囲:開始、終了、持続時間、ページ数 カーソル:時間とデータ値 スロープ: 平均、最大値、最小値 |
記録容量 | 999 スイープ/頁 |